先発品と後発品では適応症が異なる場合があります。
このような薬剤は保険請求に注意が必要です。
2015年6月、プラビックス錠の後発品が31社から一斉に発売されました。
適応症を比較してみると、
プラビックス錠は
と3種類の適応症があります。
これに対して、後発品のクロピドグレル錠は
と適応症は1種類です。
ところが、同じ後発品でも日医工サノフィ株式会社のクロピドグレル錠だけは
と2種類の適応症をもっています。
複雑です。
-今月の減点事例-
平成24年10月の国保レセプトです。
摘便が病名もれで減点されました。
レセプトチェッカーは薬剤、検査については初期状態でチェックデータをもっていますが、
それ以外の診療行為についてはチェックデータをもっていないので合格判定をしています。
チェックが必要な診療行為にはチェックデータを設定します。
「メニュー」画面→[設定]→[適応症修正]→「診療行為検索」画面に進みます。
診療行為の中から「処置」を選択し、[過去の診療行為]をクリックすると、
これまで算定した処置の一覧が表示されます。
この中から設定が必要な処置を選択します。
「適応症修正」画面が表示されますので、
「審査対象」に変更して、チェックデータを設定します。
これで、対象傷病名がない場合には
レセプトチェッカーは不合格判定をするようになります。