コンピュータ審査の流れを示します。
②電子点数表→③チェックマスタ→④点検条件の順にコンピュータチェックが行われ、チェックされたレセプトには電子付せんが貼付されます。
電子付せんが貼付されたレセプトは職員による点検を経て審査委員による審査が行われ、合否が決定されます。
チェックマスタを示します。
チェックマスタを活用したコンピュータチェックは年々充実し、平成26年には審査対象のほぼ全ての医薬品がコンピュータチェックの対象となりました。
「支払基金サービス向上計画」の第4次フォローアップ(平成26年度)
平成26年12月16日 社社会保険診療報酬支払基金 より
-今月の減点事例-
平成25年5月のレセプトです。バルトレックスがB.過剰と認められるものとして減点されました。
適応症として「単純ヘルペス」があるので合格です。
しかし、バルトレックス500mgの適応症は、
単純疱疹:通常、成人にはバラシクロビルとして1回500mgを1日2回経口投与する。
帯状疱疹:通常、成人にはバラシクロビルとして1回1000mgを1日3回経口投与する。
水痘:通常、成人にはバラシクロビルとして1回1000mgを1日3回経口投与する。
性器ヘルペスの再発抑制:通常、成人にはバラシクロビルとして1回500mgを1日1回経口投与する。
「単純ヘルペス」=単純疱疹は1回500mgを1日2回経口投与なので、過剰として減点されました。
現在のレセプトチェッカーFUGAであれば、抽出機能でチェックできます。